REPORT - July 22-27, 2019


『断像 2019』 小川移山個展レポート



Data: 小川移山 『断像 2019 YES or NO part2』  会期:2019年7月22日〜7月27日 会場:GALLERY ART POINT



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 作家より
「断像」ー小川移山の作品ー
時間は空間と共に刻一刻と流れて止まず、一瞬の現象は縁起の結果として転変する。
2015年5月のこと。リペルペーパー(合成紙)に墨を落としてスパイラルを描き始めた瞬間、スパイラルが生み出す一瞬の現象は、時空を孕む過去・現在・未来の堆積であると感得してそのワンカットを「断像」と名付けて以来、「断像」は私のライフワークとなりました。
「断像 2019」のテーマは「Yes or No」。それは<選択>を意味しています。混沌たる現代社会が奈辺を志向するかは人間個々の<選択>の意思で決まります。自立の意志がいま問われている所以です。
今回18点の「断像」作品は、その問いかけでもあります。皆さまの忌憚なきご意見ご感想をお聞かせいただければ幸甚です。 2019.7.22. 小川移山

Profile
小川移山 おがわ・いざん 移山workroom
1946年栃木県那須烏山市生まれ 埼玉県入間市在住。書家・美術家・表現教育家。1969年に書塾を開設し現在に至る。1987年に会派を離れ、「生活に活きる書」を提唱し独自の指導を展開。1997年よりチェコで個展や書道のワークショップを開催し文化交流を推進している。2005年に画家田中芳氏と出会い、現代アートの世界へ。2015年に合成紙のリペルペーパーに出会い、作家としての新境地へ。ペニンシュラホテルや椿山荘に作品を納入。現在はライフワーク「断像」作品制作と「初心学舎」を主宰して子供から大人まで幅広い年代の方々に心を解放する表現教育(書・造形他)を行っている。




 取材ノート 梅雨明け間近の東京銀座。柳並木沿いのビルの6階にあるギャラリーART POINTで開催された「小川移山展 断像2019 Yes or No parta2」にお邪魔しました。四季のイメージからはじまって、作家の切り取ったさまざまなワンカット=「断像」をたどりながら、あなたは? と問いかけられるようなストーリーのある空間。お客さまが入れ替わり立ち替わり訪れ、熱心に作品を見ていらっしゃいました。クロージングパーティーでは、そんな空間の中で、久保田広子さんによるプーシキンなどの詩の朗読と一ノ瀬清隆さんの歌とギターが響き、たくさんのファンのみなさんと小川さんのロマンティックな世界観を堪能。ギャラリーは外の蒸し暑さを忘れるような清涼な雰囲気に包まれていました。小川さん、すばらしい個展にお招きいただき、ありがとうございました!

取材・写真:吉末真由美(一部の写真提供:前田和真氏)